刑務官

投稿者: | 2015年7月22日

受刑者が更生できるように奮闘する

刑務官は、鑑別所や刑務所、拘置所などで働き、そこの安全を確保するとともに、受刑者が社会復帰をすることができるように、いろいろな働きをする人のことを指します。
刑務官は、国家公務員として仕事をすることになり、法務省管轄となります

刑務官にはいろいろな仕事がありますが、受刑者の更生というのもとても大事な仕事です。
罪を犯して服役している受刑者ですが、しっかりとした教育と更生を受けることで、社会復帰を果たすことができ、心穏やかな人生を送れるようにもなります。
そのためには、プロフェッショナルの目を持つ人々の援助が必要です。

刑務官はその分野でも長けていて、受刑者が自分の犯した罪の重さを知って、社会復帰できるように助けます。
ドラッグなどを常用したことで犯罪を犯し刑務所に入る人も少なからずいるため、刑務官は薬物への知識や、薬などから抜け出せるようにカウンセリングを行うことまでします。

刑務官になるためには

刑務官になるために、特別な資格が求められることはありません。
刑務官採用試験というものがありますので、それに通過すれば大丈夫なのです。
受験資格は18歳以上で、高卒程度の学力があることが求められるという程度ですので、気軽に採用試験にチャレンジすることができます。

刑務官採用試験の難易度はそれほど高くなく、高卒程度の学力があれば大丈夫と言われています。
試験は2つあり、一次試験は一般教養などを見る筆記試験と作文試験があります。
その後、面接によって二次試験が行われます。
ここでは、受験生の人柄や刑務官になりたい動機などが問われることになります。

これが通常の刑務官になるための道ですが、少数ながら国家公務員の試験をパスした人も刑務官に道に歩むケースがあります。
国家公務員の場合は、幹部候補として刑務所などの運営に携わることになり、他の部署から異動してくることもあります。

刑務官として働くやりがい

刑務官は毎日受刑者と向き合い、社会復帰ができるように助けます。
犯罪を犯して入って来た受刑者が、刑務所での教育によって更生し、社会に戻ったときにしっかりとした生活を送っているのを見た時は、苦労が報われたと感じることができるでしょう。
刑務所内の安全を管理する必要がありますので、緊迫感や重圧を感じることがあるかもしれませんが、社会にとって必要な仕事であるという自覚を持っていると、大きなやりがいを感じることができるでしょう。

刑務官は公務員ですので、安定した生活が送れるというのがメリットです。
給料も安定していますし、休日もしっかり固定されていて規則正しい仕事のスタイルを保つことができます。
就業時間もきっちりとしていますので、家族との時間を取りやすいのもいいですね。