自衛官

投稿者: | 2015年6月20日

日本の安全を守るという任務を負っている

自衛官は、日本を他国の脅威から守るために、武力を持って戦うという責務を負っています。
その働きを全うするために、日夜訓練に励んでいて、国防上なくてはならない存在です。

国土防衛というメインの役目の他にも、特殊で高度の能力を持つ集団として、様々な場面でその力を発揮しています。
たとえば、大規模災害が発生したときは、自治体の首長の要請に応じて、真っ先に被災地に入り、救援活動を展開します。
その貢献は大変大きなもので、各地でたくさんの出動ケースが発生しています。

また、自衛隊の活動範囲は日本だけでなく、世界にまで及ぶようになりました。
国際平和活動の一環として、紛争が行われていた地域や大規模な災害が発生したところに派遣され、その国の安全と平和にも貢献するのです。

自衛官になるには

自衛官になるには、いろいろな道があります。
幹部候補生として自衛隊の中で活躍していこうと思っているなら、防衛大学校に入り、特別な訓練を受けるという道があります。
また、医療の分野で自衛官として活躍したいのなら、防衛医大に入るのがベストでしょう。
さらに、航空パイロットを目指しているのなら、航空学生になるのが一般的です。

このように、自衛官をいわば養成する学校に入ることが一番の近道ですが、通常の高校や大学を卒業した人も、自衛官採用試験を受ければ、自衛官として働くことができます。
この試験は、一般教養などを問う試験の他に、体力やメンタル面での条件が課されています。

自衛官としての毎日を過ごす

晴れて自衛官としての生活を始めると、今までの日常とは異なり毎日が待っています。
まず、たいていの自衛官は、安全面での考慮や急な出動に備えられるようにということで、官舎に住むのが一般的です。
自衛隊の駐屯地において家族と共に、同じ敷地に住むことになりますので、今までの生活環境とは違う状況にいることになります。

そして、特別な事態がない限りは、完全週休二日で過ごし、決まった時間に出勤、帰宅ができます。
特別な任務がない時は、訓練をして毎日を過ごすのが普通で、それぞれの部隊で異なる訓練を行います。
災害や国土を脅かす事態が発生した場合は、すぐに招集がかかり、任地に派遣されることになります。

自衛官は、その仕事上いろいろなことを覚えなくてはなりません。
重機の操縦の仕方や医療上の処置、特殊車両の運転などを覚える機会ができ、資格を取ることも可能です。
こうした資格や経験は大きな力となって、後々役立つでしょう。

国を守るというとても大事な任務を負っているわけですが、しっかりとした生活環境が整えられていますので、快適な毎日を過ごすことができます。
やりがいのある仕事ですので、気になる人は必要な情報をチェックしてみると良いでしょう。