航空管制官

投稿者: | 2015年11月16日

飛行機好きにはたまらない憧れの仕事

航空管制官は、空港などに詰めて飛行機の離発着をコントロールする人のことです。
飛行機が滑走路に入って離陸するタイミングを無線を通して教えたり、着陸するときには滑走路の番号や進入する方向や角度などを、滑走路の状態を見極めながら指示します。
また、着陸待ちの飛行機が上空で待機している場合には、その高度と進路、スピードなどを細かく指示し、危険が生じないようにもします。

いわば飛行機の交通整理をするのが仕事で、非常に思い責任をゆだねられています。
少しのミスであっても悲惨な航空機事故につながりかねないので、的確な判断力や一瞬で状態を把握する能力など、スキルが求められる仕事でもあります。
しかし、飛行機と毎日接していられますので、飛行機好きにはたまらなく楽しい仕事と言えるでしょう。

採用試験にパスして晴れて航空管制官に

航空管制官になるには、採用試験に合格する必要があります。
この試験には受験資格が設けられていて、21歳以上29歳未満で、大学や短大を卒業しているかその見込みであるというものです。
航空に関する法律や飛行機そのものについての知識などが問われます。
また、実際の管制業務は英語でやり取りすることも多いので、英語の能力も試験で見られます。実用的なビジネス英語も業務において必要となるのです。

範囲が広く、いろいろな分野の能力や知識が必要となり難易度が高いのが特徴です。
年によって異なりますが、ほとんどの場合、合格率が10パーセントを割り込む難しい試験となっています。

試験に合格すると、国家公務員としての扱いを受けます。
そして、航空保安学校にて1年間の研修を積んだ後、管制塔に入って実際の業務に就くことになります。
小さなミスが大きな事故につながりかねない責任の重い仕事ですので、しっかりとした訓練を受けることになっています。

毎日楽しんで仕事ができる航空管制官

航空管制官の仕事を選んだ人のほとんどは、飛行機が好きで常に飛行機に関わる仕事がしたいと思っています。
その意味では、この仕事は最高で、毎日飛行機と関わって働くことができて、楽しみの多い日々です。

航空管制官になるための試験や研修は厳しく、しっかりとした知識がもとめられます。
しかし、適切な業務を行うためには、知識だけではなく経験も必要で、現場でも学ぶことがいっぱいです。
試験に受かった後、晴れて配属になってからも、先輩たちから教わりながら実際の仕事を経験していることになり、一人前の航空管制官になるには、しばらくかかります。

多くの人が憧れる仕事の1つで、競争率も高い仕事ですが、やりがいがありますので、興味のある方はぜひともチャレンジしていると良いでしょう。
試験のポイントなどについて取り上げているテキストもありますので、試験対策をしっかりして備えるようにしましょう。