外務省専門職員

投稿者: | 2016年3月18日

特定の国や地域を担当する職員

外務省専門職員とは、特定の国や地域に関する外務省の仕事を担当し、文化交流や経済協力、国連との連携など、専門的な事柄を扱います。
そのため、その地域もしくは国で使われている言語を使いこなせる高い能力があることや、その国に関する深い知識がある、特定の人脈があるなど、専門的に特定地域を扱えることが求められます。

国際的な地位が高まっている日本は、さらに国際協力や安全保障などの分野で諸外国との連携を深めていくことが求められていますので、この仕事はとても重要性が高いものだと言えます。
また、海外においては、外交官として働くことになり、相手の国の政府と交渉などを行うこともあり、非常に重責の仕事です。
専門的な知識や分析能力を活かして、外交政策の立案にも携わることにもなりますので、やりがいがあります。

外務省専門職員になるには

外務省専門職員のための採用試験がありますので、それに応募して試験を受けることができます。
一次試験と二次試験があり、一次試験では憲法や国際法などの法律知識を問う問題の他に、時事問題について聞く科目もあります。
また、語学能力が重視されますので、その科目も含まれます。

一次試験を突破すると二次試験に進めますが、ここでは個人の面接やグループでのディスカッションなどがあり、実践的な知識や能力があるかが見られます。
また、ここでも語学能力が試され、外国語による面接が行われます。
最初から最後まで、しっかりと能力が試される試験となりますので、しっかりとした準備と心構えを持って臨まなければなりません。

活躍の場が大きい仕事

外務省専門職員はレベルの高い専門知識と、語学能力をフルに活用する仕事となります。
外交に熱意を燃やし、真剣に取り組む人材が求められていて、大きな活躍の場が与えられます。
また、女性であっても能力があれば、男女の別なく活躍できますので、魅力的な職です。

公務員ですので、給料も待遇も安定していますし、一日の勤務時間や休日などもしっかりと固定されています。
給料水準も他の公務員より高めですし、海外勤務となれば手当なども付いて、さらに好待遇となります。
自分の持っているスキルや知識を最大限活かして、好待遇で仕事ができるので、とても魅力的ですね。

それだけ人気の職ですので、競争率も高く20倍になることもあります。
能力と共に、外交に対する思いや、対象となる国や地域への思い入れが採用の際に重要視されることもありますので、面接の際にしっかりとアピールすることも大事です。
責任が重くとてもやりがいのある仕事ですので、採用にこぎつけるようにしっかり前もって準備を始めるようにしましょう。