参議院事務局員

投稿者: | 2016年1月21日

国の政治をサポートする職員

日本の政治は衆議院と参議院によって行われていて、重要な議題について常に話し合いが持たれています。
参議院議員たちがいつもベストな状態で仕事ができるようにサポートするのが、この参議院事務局員の役割です。
このサポートがうまくいくかどうかで、ひいては国の政治の行方に関わることもありますので、やりがいがあり重要な仕事だと言えるでしょう。

参議院事務局員の仕事はいくつかの部門に分かれています。
会議運営部門という部門では、会議がスムーズに行くようにすべてを調整する仕事をしています。
そして、調査部門では政策を立てるにあたって必要な情報を集め、分析しまとめるという仕事を果たしています。
この仕事によって法律のできが変わることもあり得ますので、とても責任が重く重要性の高い部門です。

そして、対外活動など全体的な業務を行う総務部門もあります。
その他にも、議事を速記にして記録する仕事をまかされている部門や、警備を行う部門などもあって、多岐に亘る仕事が存在します。

総合職と一般職の募集がある

参議院事務局員では、基本的に総合職と一般職に分かれて募集がなされています。
総合職は大卒程度の学歴と能力が求められていて、一般の仕事を行うカテゴリと技術系の2種類があります。
一般職は高卒程度の学歴、また能力が条件となっています。

一般教養などを問う試験と面接があり、難易度は普通程度といったところでしょう。
政治の中枢に関わる仕事もありますので、信頼できる人間かどうかを見られることもあり、面接ではしっかりと人柄が評価されます。
一次試験から三次試験までありますので、試験に備えてしっかりと準備しておくことが肝心です。

やりがいと安定性が特徴の仕事

参議院事務局員は、公務員として仕事を果たしますので、安定しているのが魅力です。
年数を重ねるに従って給料も上がっていきますし、しっかりと毎年ボーナスもつきます。
休日もちゃんと規定通り取ることができますので、家族との時間を取るという面でも問題ありません。

ただ、参議院の本会議が始まった時などは、部署によっては残業があったり、仕事量がかなり増えたりすることがあります。
もちろん、こうした仕事は直接的であれ間接的であれ、政治の行方に関わる業務となりますので、やりがいを感じることができます。
また、政治の中心地にいることができますので、新鮮で刺激的な経験をすることができるのも、この仕事の楽しさの1つと言えるでしょう。

あまり馴染みのない仕事ではありますが、重要性が高い仕事ですので、何か国のため、人のために役立つことがしたいという思いがあるなら、さらに情報をチェックしてみると良いでしょう。